【夫とのこれまで 07】 疑惑と憎悪

何もないまま時は流れ、私たちはずるずると付き合いを続けていました。
そのころはお互い仕事が忙しく、また、休みも不定期だったため、会うのは3週間に1回程度。タイミングが悪く、2か月間一度も会わない、ということもありました。
交際期間が長かったため、離れていてもそれほど不安を感じることもなく、元気でやってるんだろうな、と思う程度。メールのやり取りも毎日ではありませんでしたが、それがちょうどいいペースだと思っていました。

でもまあそうなると、久々に会えた時は期待をしてしまうもので。
「今日はできるかな」と期待して、
「新しい下着を着けて行こう」
「出かける前に、シャワーを浴びてから行こう」
など、無駄な努力をしたものです。

それでもやはり、彼はするっとかわしてきます。
その「避けられている空気」だけで、私はもうセックスしたいなんて言えなくなってしまいます。
同じベッドに寝ているのに、新しい下着でボディケアもばっちりなのに、触れてももらえない。そのことがつらくて、自分がみじめで馬鹿みたいで、彼に気付かれないように背中を向けて、声を殺して泣いていました。

そんなことを続けていると、
「彼はゲイなのか?」
「彼は性嫌悪症なのか?」
「彼はEDだから、私とのセックスを避けている?」
などなど、色々な疑惑が湧いてきます。

未だにはっきりとした答えは出ないのですが、少なくとも
・バイである可能性は捨てきれないが、ゲイではない。
・性嫌悪症は、ありえる。
・EDではないが、膣内射精障害。
こんな感じでしょう。

彼にとって、自分の性についてのこと(特に、悩んでいるだろうこと)を私に打ち明けるのは、ものすごく勇気のいることで、彼のプライドの高さを考えればそれは不可能に近いくらいのことなのだと思います。
はっきりと言ってくれれば、私も楽になれるかもしれないのに、説明責任を果たそうとしない彼を私は何度も憎いと思いました。

彼は自分のプライドを保つために私の心をぐちゃぐちゃに踏みにじって、それを省みようともしない。
彼は私を愛してなんかいない。自分がかわいいだけなんだ。

そう思って、何度も別れようと思いました。
でも、できませんでした。
私だって、自分のプライドを保つために、彼がプライドがずたずたになるようなこと(私は膣内射精障害です、とか)を私に告白しろ!と要求していることを知っていたからです。

だから、もう少し待ってみようと思ったのです。
その間に状況が変わるかもしれない。彼を受け入れられるようになるかもしれないし、もしかしたら他に好きな人ができるかもしれない。
待つという名の現実逃避ですが、そう決めてさらに2年ほどが過ぎました。

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